ラベル

2013年7月1日月曜日

華麗なるギャツビー (2013・日) [7.0/10]

言わずと知れた傑作、F・スコット・フィッツジェラルドの"The Great Gatsby"を原作とした2013年の映画。
監督はバズ・ラーマンで、彼は過去にムーラン・ルージュやオーストラリアを撮っている。
もともと演劇学院出身で舞台演出家だったのでこういう派手で豪華な映像を撮るのを得意としている人だと思います。
ちなみにこの"The Great Gatsby"は2度映画化されており、1974年の方はフランシス・フォード・コッポラが脚本書いてるのでこちらも気になったら是非。
ただコッポラの"The Great Gatsby"はオリジナリティが強く原作が好きな人には不向きかもしれません。
トビー・マグワイア演じるニック・キャラウェイの回想で物語は始まり、彼がロング・アイランドにある高級住宅地ウェスト・エッグに越してくるまでが語られる。
彼は毎日隣の家の巨大な屋敷から誰かに見られていると感じながら日々を送るが、いとこであるキャリー・マリガン演じるデイジー・ブキャナン達と会食をしている時にその男がレオナルド・ディカプリオ演じるジェイ・ギャツビーという人物であることを知る。
その後ギャツビーからの招待で毎週末ギャツビーの屋敷で開かれている豪華絢爛なパーティーに出向き、初めてギャツビー本人と対面し交流を深めていく。
その中でギャツビーがずっと胸に秘めていたデイジーへの隠された愛と、彼女との間にあった過去、そして大きな野望を知ることになる...ってのが大まかなストーリー。
多分この映画はなんとなく小説を知っていたり概要を知ってたりして観に行く人が多いと思うんだけど、それに耐えうる作品にはなってると思う。
役者の顔ぶれも豪華だし、3Dで制作された映像、どんだけ金使ってるんだよっていう豪華な衣裳やセットの山々。
衣裳に関しては女性のドレスはプラダ、ジュエリーはティファニー、男性服はブルックス・ブラザーズが提供している。
これだけ有名な作品をわざわざリメイクする意義は映画を観れば十分感じれるが、監督曰く現代の富裕層の無責任な散財へのメタファー的な意味合いもあるとかないとか。
各方面の批評は豪華すぎる装飾が役者の演技を邪魔しているとか必ずしも肯定的なものばかりではないが、観て普通に楽しめるエンターテイメント作品ですね。
ちなみに個人的にこの映画をわざわざ劇場まで観に行こうと思ったのはサントラが素晴らしいからです。
Jay-Z総指揮で制作された今回のサントラ、曲を提供しているアーティストも豪華でJay-Z, Beyonce & Andre 3000, will.i.am, Fergie, Lana Del Rey, Florence + The Machine, Emeli Sande, Gotye, Jack White, Nero, Sia等々。
半端じゃないですこのメンツ!
特にパーティーのシーンで流れてるwill.i.amのBang Bangが最高。
映画を観た人は是非サントラも手にとっていただきたい!
映画を思い出しながら聴いてもよし、普通に1つのアルバムとしても並々ならぬクオリティです。
観に行きたいけどどうしようかなと思ってる人は映画館に赴いてみてはどうでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿