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2015年5月4日月曜日

マジック・イン・ムーンライト (2014・英、米) [6.5/10]

ウディ・アレンの映画です。
それだけで僕は映画館に観に行きます。
彼の映画はそういうもので、面白いとか面白くないとかそういう範疇を超えて人を惹きつける何かがあると僕は思っています。

今回は珍しくどメジャーな俳優を使っています。
主演は「シングルマン」や「英国王のスピーチ」でお馴染みのコリン・ファース、そして「バードマン」での好演が記憶に新しいエマ・ストーン。
この2人が主人公であり、この2人の物語であります。

お決まりのスタッフロールがオープニングで流れたあとに、1928年ベルリンと字幕が出る。
ただドイツでのシーンはほとんどない。
そのあと主役のマジシャン、スタンリー・クロフォード(コリン・ファース)が友人に誘われ南フランスへと旅立つのだが、これが美しい街並みで、あれまた「ブルージャスミン」すっ飛ばして街ものシリーズに回帰したのかなあ、と考えたり。
ウディ・アレンの映画なんだからラブロマンスでしょうと思っていたら、それっぽい展開に。
友人がスタンリーを南仏に誘った理由が、ソフィー・ベイカー(エマ・ストーン)という霊能力者が富豪の家をめちゃくちゃにしているので、その霊能力のトリックを見破ってほしいというもの。
ところが、このソフィーが綺麗なんですねえ。
そしてスタンリーはソフィーの霊能力の欠陥を見つけようとするんだけど...
っていう話ですね、簡単です。

ただウディ・アレンの映画にしては、いろいろ起きなくて、落ち着いて観れます。
この2人に注目していればいいという、単純明快な話で、割と珍しいと思います彼の映画ではこういうの。
あとこのコリン・ファースがウディ・アレンの生き写しみたいです本当に。
神経質で理屈っぽい感じとか、早口なところとか、身振り手振りを見ていると、これ10年前ならウディ・アレン自分で演じてるんだろうなあと思う役柄です。
でもそれをコリン・ファースがやっているという面白さもあるんだけどね。

見終わったあと言葉では表現できない幸せな気持ちになりました。
これもデートの際に是非観に行くと良い映画かもしれません。

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