ウディ・アレンの映画です。
それだけで僕は映画館に観に行きます。
彼の映画はそういうもので、面白いとか面白くないとかそういう範疇を超えて人を惹きつける何かがあると僕は思っています。
今回は珍しくどメジャーな俳優を使っています。
主演は「シングルマン」や「英国王のスピーチ」でお馴染みのコリン・ファース、そして「バードマン」での好演が記憶に新しいエマ・ストーン。
この2人が主人公であり、この2人の物語であります。
お決まりのスタッフロールがオープニングで流れたあとに、1928年ベルリンと字幕が出る。
ただドイツでのシーンはほとんどない。
そのあと主役のマジシャン、スタンリー・クロフォード(コリン・ファース)が友人に誘われ南フランスへと旅立つのだが、これが美しい街並みで、あれまた「ブルージャスミン」すっ飛ばして街ものシリーズに回帰したのかなあ、と考えたり。
ウディ・アレンの映画なんだからラブロマンスでしょうと思っていたら、それっぽい展開に。
友人がスタンリーを南仏に誘った理由が、ソフィー・ベイカー(エマ・ストーン)という霊能力者が富豪の家をめちゃくちゃにしているので、その霊能力のトリックを見破ってほしいというもの。
ところが、このソフィーが綺麗なんですねえ。
そしてスタンリーはソフィーの霊能力の欠陥を見つけようとするんだけど...
っていう話ですね、簡単です。
ただウディ・アレンの映画にしては、いろいろ起きなくて、落ち着いて観れます。
この2人に注目していればいいという、単純明快な話で、割と珍しいと思います彼の映画ではこういうの。
あとこのコリン・ファースがウディ・アレンの生き写しみたいです本当に。
神経質で理屈っぽい感じとか、早口なところとか、身振り手振りを見ていると、これ10年前ならウディ・アレン自分で演じてるんだろうなあと思う役柄です。
でもそれをコリン・ファースがやっているという面白さもあるんだけどね。
見終わったあと言葉では表現できない幸せな気持ちになりました。
これもデートの際に是非観に行くと良い映画かもしれません。
2015年5月4日月曜日
2015年5月3日日曜日
博士と彼女のセオリー (2014・英) [7.5/10]
イギリスの理論物理学者であるスティーブン・ホーキングと、彼の元妻との関係に焦点を当てた伝記映画。
主演はエディ・レッドメインで、彼は第87回アカデミー賞にて主演男優賞を獲得しました。
前評判では「バードマン」のマイケル・キートンがオスカー筆頭候補と言われてたみたいですけど、見事エディ・レッドメインが獲得し、今アカデミー賞で最大のサプライズとなりました。
またフェリシティ・ジョーンズも主演女優賞にノミネートされましたが、惜しくもジュリアン・ムーアに持っていかれましたね。
日本でも講演したことがあり、「車椅子の物理学者」としても知られるホーキング氏。
彼は若い頃に筋萎縮性側索硬化症を患い、やがて体が思うように動かなくなり、ついには言葉を発することもできなくなってしまう。
だが彼はそんな中でも自身の研究に熱を注ぎ込み続け、今でもご健在なのです。
こういった病気を患った方に焦点を当てた伝記映画は、お涙頂戴な構成になりがちなのですが、この映画はホーキング氏を美化しすぎず、ありのままに描いているのがいいですね。
また研究内容に重きを置かず、夫婦の関係性を中心に、ホーキング氏と周りの人との人間関係に重きを置いて映画が作られているのも、この映画の特徴かも。
この点はイミテーション・ゲームとは少し趣が異なるかなあと思うところ。
エディ・レッドメインの演技は卓越しており、後半はほとんど顔の動きや目の動きのみの演技となるんだけど、それでも感情を豊かに表現し、演技で映画にリアリティをもたらしており、本当に素晴らしいです。
もう公開から時間が経っているので、ミニシアターや名画座でしかもうやってないかもですけど、うーんデートにはもってこいな映画じゃないですかね。
心が温まるいい映画でした。
主演はエディ・レッドメインで、彼は第87回アカデミー賞にて主演男優賞を獲得しました。
前評判では「バードマン」のマイケル・キートンがオスカー筆頭候補と言われてたみたいですけど、見事エディ・レッドメインが獲得し、今アカデミー賞で最大のサプライズとなりました。
またフェリシティ・ジョーンズも主演女優賞にノミネートされましたが、惜しくもジュリアン・ムーアに持っていかれましたね。
日本でも講演したことがあり、「車椅子の物理学者」としても知られるホーキング氏。
彼は若い頃に筋萎縮性側索硬化症を患い、やがて体が思うように動かなくなり、ついには言葉を発することもできなくなってしまう。
だが彼はそんな中でも自身の研究に熱を注ぎ込み続け、今でもご健在なのです。
こういった病気を患った方に焦点を当てた伝記映画は、お涙頂戴な構成になりがちなのですが、この映画はホーキング氏を美化しすぎず、ありのままに描いているのがいいですね。
また研究内容に重きを置かず、夫婦の関係性を中心に、ホーキング氏と周りの人との人間関係に重きを置いて映画が作られているのも、この映画の特徴かも。
この点はイミテーション・ゲームとは少し趣が異なるかなあと思うところ。
エディ・レッドメインの演技は卓越しており、後半はほとんど顔の動きや目の動きのみの演技となるんだけど、それでも感情を豊かに表現し、演技で映画にリアリティをもたらしており、本当に素晴らしいです。
もう公開から時間が経っているので、ミニシアターや名画座でしかもうやってないかもですけど、うーんデートにはもってこいな映画じゃないですかね。
心が温まるいい映画でした。
2015年5月1日金曜日
バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014・米) [8.5/10]
観てから少し時間が経ってしまいましたが、バードマンを。
これまだ観てない人は絶対劇場に行くべきです!
先にアカデミー賞の話をすると、このバードマンは第87回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の4部門を受賞。
今回のアカデミー賞の台風の目ですね。
監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、日本では「バベル」が有名ですが個人的には「ビューティフル」ですこの監督といえば。
そして主演は惜しくもオスカー受賞を逃したマイケル・キートン。
この人実際にティム・バートンが撮ったバットマンシリーズで、バットマンを演じているから面白い。
またエドワート・ノートンやエマ・ストーンといった周りを彩る役者の皆さんも豪華。
この映画は過去に"バードマン"として一世を風靡した俳優リーガン・トムソンが主役。
自身が主演・演出を務めるブロードウェイ舞台のプレビュー公演~本公演までの話。
マイケル・キートン自身とも重なると様々んメディアで言われていましたが、一世を風靡した主役のリーガンも今やすっかり落ちぶれたアクション俳優。
そんな彼の過去の栄光や成功への執着、そして新しく生まれ変わり今こそ次への一歩を踏み出すべきという自分との間で、終始葛藤します。
日数でいうと数日間の話なんですが、これがまったく飽きない。
ストーリー展開そのものは秀でて面白い訳じゃないんだけど、この映画は撮り方が独特。
日本だと三谷幸喜監督がワンカットの映画を撮ったりしてますけど、バードマンもワンカットに見える(実際にはそうではない)つくりになっていて、すごく奇妙で画期的。
撮影賞を受賞したのは当然で、こんな映画観たことないという感覚になる。
流石に全編ワンカットではないものの、実際の1カットも非常に長く、俳優陣の演技を存分に堪能できる。
またこの映画は暗喩するような内容も多く、直接スクリーンでは描かれていないものの、観客の解釈にヒントを与える描写は度々登場する。
観終わったあとに一緒に観た友人と各シーンの解釈について話をすると、意見が食い違ったりして面白い限り。
特にラストシーンも(WOWOWでのアカデミー賞生放送の際、寺島しのぶさんのネタバレ発言が話題になったりしましたが...)解釈の余地が残されており、それによりこの映画をどういう映画と結論づけるか変わってくるので、いろんな人と意見交換するとよいかも。
個人的にはエマ・ストーンの演技がかなりツボでした。
ここ何年かのアカデミー賞作品賞受賞作の中ではあまりシリアスでなく、観やすい映画だと思うので、是非チェックしてみてください。
これまだ観てない人は絶対劇場に行くべきです!
先にアカデミー賞の話をすると、このバードマンは第87回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の4部門を受賞。
今回のアカデミー賞の台風の目ですね。
監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、日本では「バベル」が有名ですが個人的には「ビューティフル」ですこの監督といえば。
そして主演は惜しくもオスカー受賞を逃したマイケル・キートン。
この人実際にティム・バートンが撮ったバットマンシリーズで、バットマンを演じているから面白い。
またエドワート・ノートンやエマ・ストーンといった周りを彩る役者の皆さんも豪華。
この映画は過去に"バードマン"として一世を風靡した俳優リーガン・トムソンが主役。
自身が主演・演出を務めるブロードウェイ舞台のプレビュー公演~本公演までの話。
マイケル・キートン自身とも重なると様々んメディアで言われていましたが、一世を風靡した主役のリーガンも今やすっかり落ちぶれたアクション俳優。
そんな彼の過去の栄光や成功への執着、そして新しく生まれ変わり今こそ次への一歩を踏み出すべきという自分との間で、終始葛藤します。
日数でいうと数日間の話なんですが、これがまったく飽きない。
ストーリー展開そのものは秀でて面白い訳じゃないんだけど、この映画は撮り方が独特。
日本だと三谷幸喜監督がワンカットの映画を撮ったりしてますけど、バードマンもワンカットに見える(実際にはそうではない)つくりになっていて、すごく奇妙で画期的。
撮影賞を受賞したのは当然で、こんな映画観たことないという感覚になる。
流石に全編ワンカットではないものの、実際の1カットも非常に長く、俳優陣の演技を存分に堪能できる。
またこの映画は暗喩するような内容も多く、直接スクリーンでは描かれていないものの、観客の解釈にヒントを与える描写は度々登場する。
観終わったあとに一緒に観た友人と各シーンの解釈について話をすると、意見が食い違ったりして面白い限り。
特にラストシーンも(WOWOWでのアカデミー賞生放送の際、寺島しのぶさんのネタバレ発言が話題になったりしましたが...)解釈の余地が残されており、それによりこの映画をどういう映画と結論づけるか変わってくるので、いろんな人と意見交換するとよいかも。
個人的にはエマ・ストーンの演技がかなりツボでした。
ここ何年かのアカデミー賞作品賞受賞作の中ではあまりシリアスでなく、観やすい映画だと思うので、是非チェックしてみてください。
2015年4月20日月曜日
セッション (2014・米) [8.5/10]
セッション観てきました。いやあ面白かったです。
これは絶対映画館で観なきゃいけない作品ですね、大きいスクリーン、迫力あるサウンドで楽しまなければ価値半減だと思います。
"Whiplash"っていう原題の本作ですが、ジャズをテーマにした映画です。
"whip"は鞭、"lash"は打つって意味なので鞭打ちという意味なのですかね、あまり英語得意ではないですが。
"Whiplash"っていうのは実際にある同じタイトルの曲から取ってるみたいですが、鞭打ちってタイトルはこの映画にはピッタリだと思います。
邦題も"鞭打ち"にしたらよかったんじゃないですかね。
監督はデミアン・チャゼルって人で、長編映画としては監督デビュー作だとか。
監督本人、高校生の時にジャズ・ドラムに打ち込み、この時に出会った厳格な教師が本作の基になっているみたいです。
彼自身はハーバード大学に進学し、ドラムや音楽の道からは距離を置いたみたいですけれど。
そして本作の主人公なんですが、同じように大学でジャズ・ドラムに打ち込む19歳のアンドリューという青年。
そして、そこで出会う厳格な教師がJ・K・シモンズ演じるテレンス・フィッチャーという教師。
とにかくこの教師が厳格この上ない、というかこんな人今時いるのかってくらい感情表現がストレートで、バンドの演奏に不満があるだけで椅子やらドラムやら投げる投げる...そんなフィッチャーを演じるJ・K・シモンズのすべてが素晴らしい。
この映画観たらいやあ当然でしょうと思いますが、彼は第87回アカデミー賞助演男優賞を獲得しています。
また町山さんがこの映画をボクシング映画と評していますが、賛同しますね。
どんなバトル映画よりもバトルしてます、肉弾戦です。
特に演奏シーンはカットを変えずにカメラを動かしてその時々の主役にスポットを当てていたり、手元や口元のアップを多用して演奏の臨場感を高めています。
カメラワークや間の使い方が素晴らしく、指揮者のフィッチャーが手を挙げ、バンドの演奏が始まるまでの10秒弱の静寂・緊張感。
そしてラストの息を飲む10分間。
このラストシーンのためだけに、もう一回映画館に行きたい。
今年公開された映画の中では一番面白いと思っています。
明日バードマン観るので、それを受けてどうなるかわかりませんが。
ジャズ好きな人やジャズ評論家からは酷評されているという話もありますが、劇中の音楽も素晴らしく、15分前にタワレコのオンラインでサントラも注文しました。
とにかく強くオススメする映画です!
これは絶対映画館で観なきゃいけない作品ですね、大きいスクリーン、迫力あるサウンドで楽しまなければ価値半減だと思います。
"Whiplash"っていう原題の本作ですが、ジャズをテーマにした映画です。
"whip"は鞭、"lash"は打つって意味なので鞭打ちという意味なのですかね、あまり英語得意ではないですが。
"Whiplash"っていうのは実際にある同じタイトルの曲から取ってるみたいですが、鞭打ちってタイトルはこの映画にはピッタリだと思います。
邦題も"鞭打ち"にしたらよかったんじゃないですかね。
監督はデミアン・チャゼルって人で、長編映画としては監督デビュー作だとか。
監督本人、高校生の時にジャズ・ドラムに打ち込み、この時に出会った厳格な教師が本作の基になっているみたいです。
彼自身はハーバード大学に進学し、ドラムや音楽の道からは距離を置いたみたいですけれど。
そして本作の主人公なんですが、同じように大学でジャズ・ドラムに打ち込む19歳のアンドリューという青年。
そして、そこで出会う厳格な教師がJ・K・シモンズ演じるテレンス・フィッチャーという教師。
とにかくこの教師が厳格この上ない、というかこんな人今時いるのかってくらい感情表現がストレートで、バンドの演奏に不満があるだけで椅子やらドラムやら投げる投げる...そんなフィッチャーを演じるJ・K・シモンズのすべてが素晴らしい。
この映画観たらいやあ当然でしょうと思いますが、彼は第87回アカデミー賞助演男優賞を獲得しています。
また町山さんがこの映画をボクシング映画と評していますが、賛同しますね。
どんなバトル映画よりもバトルしてます、肉弾戦です。
特に演奏シーンはカットを変えずにカメラを動かしてその時々の主役にスポットを当てていたり、手元や口元のアップを多用して演奏の臨場感を高めています。
カメラワークや間の使い方が素晴らしく、指揮者のフィッチャーが手を挙げ、バンドの演奏が始まるまでの10秒弱の静寂・緊張感。
そしてラストの息を飲む10分間。
このラストシーンのためだけに、もう一回映画館に行きたい。
今年公開された映画の中では一番面白いと思っています。
明日バードマン観るので、それを受けてどうなるかわかりませんが。
ジャズ好きな人やジャズ評論家からは酷評されているという話もありますが、劇中の音楽も素晴らしく、15分前にタワレコのオンラインでサントラも注文しました。
とにかく強くオススメする映画です!
2015年4月9日木曜日
ブルージャスミン (2013・米) [7.0/10]
ものすごい久々に書きます。つまらない映画ブログですが、今後は定期的に書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
「マジック・イン・ムーンライト」がそろそろ公開ということで、今回は「ブルージャスミン」を。本作は2013年公開のウディ・アレン監督作品。前作の「ローマでアモーレ」はアレン本人が出演していて、アレン(俳優としての)好きとしては最高だったのだが、今作は残念ながら監督・脚本に従事しているようだ。
ストーリーはケイト・ブランシェット演じるジャスミンという女性がサンフランシスコにいる義理の妹の家へ転がり込むところから始まる。でまあ、元夫が詐欺師で刑期中に自殺して、ジャスミンは一文無しなんだけど、でも飛行機はファーストクラスに乗ってるしバッグはヴィトンだし、といった具合で自尊心で何とか自分を保ってる感じ。ちなみにこのサンフランシスコの話と、幸せに暮らしていた過去の話が同時進行的に進んでいきます。この辺は町山さんもラジオで言ってたけど、ブルー繋がりで「ブルーバレンタイン」も似たようなテイストですね。そしてジャスミンは新たな第二の人生を始めようとするんだけど、どうしても自尊心を捨てきれずに、現実と自尊心の間のジレンマで崩壊していく姿を描いていく。でもどこか軽いタッチというかブラックコメディというか、前述の「ブルーバレンタイン」は暗くてずっしりした映画だけど、本作はあくまでアレンの映画として、コメディとして、描かれているから面白い。
アカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットの演技は圧巻。前述したどこか軽さを感じさせる一つの要因は、アレンの意図を彼女がしっかり演技に落とし込んでいるからだと思う。要所要所にアレンっぽさが滲み出ているシーンもあったり(惚れた腫れたはやっぱりお家芸)して、楽しく観れる一本。
2014年2月3日月曜日
ウルフ・オブ・ウォールストリート (2013・米) [8.0/10]
久々に映画館で映画を観たので、久々にブログを更新しようと思います。
就活で映画を観る時間がないと言っているうちに今年度のアカデミー賞も決まってしまうので、せめてこの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と「アメリカン・ハッスル」くらいは観ておかないと立つ瀬がないなと勝手に思い立ち、公開翌々日にとりあえず前者を観てきました。
監督はご存知マーティン・スコセッシ。代表作はデ・ニーロ主演なら「タクシードライバー」、ディカプリオ主演なら「ディパーテッド」でしょう。
主演は、スコセッシとのタッグは実に5度目(前作は「シャッター・アイランド」)のレオナルド・ディカプリオ。近年の彼のシリアスな役柄とは今作はかなり離れていますが、喜怒哀楽が激しく、ヤク中であるジョーダンを素晴らしい演技で演じきっています。「ジャンゴ 繋がれざる者」ではただの嫌な奴でしたが、「華麗なるギャツビー」のめちゃ大富豪かつ心に闇をどこか抱えている男、という役は少し今作に近いかもしれません。
今作はジョーダン・ベルフォートの「ウォール街狂乱日記 -『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」という回想録をもとに作られた半伝記映画。しかしながら内容はコメディ映画に近く、3時間という長い上映時間も僕はあまり苦ではありませんでした。スコセッシイズムも随所に見受けられ、主人公がナレーションをする、ここで必要なのかと思うスローモーション、舞台がニューヨーク等々。脚本に着手したのは「シャッター・アイランド」以前だったそうですが、権利諸々で製作開始が遅れ、結局公開は2013年クリスマス(米での公開)となったようです。
ストーリーは、22歳でウォール街にやってきたジョーダンが、いかにして億万長者に成り上がるのかを描いています。
主人公の回想や解説が時折入るので、眠くてもストーリーは見失いません。
ジョーダンが入社した会社はブラックマンデーですぐに倒産し、郊外のペニー株を扱う小さな会社でジョーダンは大きな業績を残します。
その後独立し、街のならず者を集め、彼のノウハウを徹底的に教え込み、彼らは言葉巧みに金持ち相手にペニー株を売りつけまくり、彼の会社はウォール街に知れ渡って行く。
しかし名声や成功と没落は表裏一体であり、彼の人生も後退していくかに見えた。
が、彼は戦うことをやめず皆を鼓舞することを最後までやめなかった。
この映画は90年代のニューヨークを克明に写した映画だと思う。
野心や欲望を剥き出しにした男たちが溢れかえり、狂乱渦巻くウォール街。
これの現代版が「ソーシャル・ネットワーク」といったところか。
現在にはないこの狂気に近い熱気を、セックスやドラッグを通して私たちに伝えてくれている。
ちなみに禁止ワードの登場回数は500回を超え、「パルプ・フィクション」の比ではない。ノンドキュメンタリー映画では最高回数らしい。
そんな下世話な要素たっぷりの今作だが、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞にノミネートされている。
「ディパーテッド」以来のスコセッシ登壇にも期待したいし、レオ様の初オスカー獲得にも注目が集まるところだ。
話題作だし、スコセッシ映画だし、オスカーにノミネーションされてるし、と軽い気持ちで観に行ったが、想像以上に裕福な時間を享受できたと思います。
ちなみに僕は母親と観に行きましたが、これはオススメしません。
仲のよい同性の友達と是非観に行きましょう。
就活で映画を観る時間がないと言っているうちに今年度のアカデミー賞も決まってしまうので、せめてこの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と「アメリカン・ハッスル」くらいは観ておかないと立つ瀬がないなと勝手に思い立ち、公開翌々日にとりあえず前者を観てきました。
監督はご存知マーティン・スコセッシ。代表作はデ・ニーロ主演なら「タクシードライバー」、ディカプリオ主演なら「ディパーテッド」でしょう。
主演は、スコセッシとのタッグは実に5度目(前作は「シャッター・アイランド」)のレオナルド・ディカプリオ。近年の彼のシリアスな役柄とは今作はかなり離れていますが、喜怒哀楽が激しく、ヤク中であるジョーダンを素晴らしい演技で演じきっています。「ジャンゴ 繋がれざる者」ではただの嫌な奴でしたが、「華麗なるギャツビー」のめちゃ大富豪かつ心に闇をどこか抱えている男、という役は少し今作に近いかもしれません。
今作はジョーダン・ベルフォートの「ウォール街狂乱日記 -『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」という回想録をもとに作られた半伝記映画。しかしながら内容はコメディ映画に近く、3時間という長い上映時間も僕はあまり苦ではありませんでした。スコセッシイズムも随所に見受けられ、主人公がナレーションをする、ここで必要なのかと思うスローモーション、舞台がニューヨーク等々。脚本に着手したのは「シャッター・アイランド」以前だったそうですが、権利諸々で製作開始が遅れ、結局公開は2013年クリスマス(米での公開)となったようです。
ストーリーは、22歳でウォール街にやってきたジョーダンが、いかにして億万長者に成り上がるのかを描いています。
主人公の回想や解説が時折入るので、眠くてもストーリーは見失いません。
ジョーダンが入社した会社はブラックマンデーですぐに倒産し、郊外のペニー株を扱う小さな会社でジョーダンは大きな業績を残します。
その後独立し、街のならず者を集め、彼のノウハウを徹底的に教え込み、彼らは言葉巧みに金持ち相手にペニー株を売りつけまくり、彼の会社はウォール街に知れ渡って行く。
しかし名声や成功と没落は表裏一体であり、彼の人生も後退していくかに見えた。
が、彼は戦うことをやめず皆を鼓舞することを最後までやめなかった。
この映画は90年代のニューヨークを克明に写した映画だと思う。
野心や欲望を剥き出しにした男たちが溢れかえり、狂乱渦巻くウォール街。
これの現代版が「ソーシャル・ネットワーク」といったところか。
現在にはないこの狂気に近い熱気を、セックスやドラッグを通して私たちに伝えてくれている。
ちなみに禁止ワードの登場回数は500回を超え、「パルプ・フィクション」の比ではない。ノンドキュメンタリー映画では最高回数らしい。
そんな下世話な要素たっぷりの今作だが、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞にノミネートされている。
「ディパーテッド」以来のスコセッシ登壇にも期待したいし、レオ様の初オスカー獲得にも注目が集まるところだ。
話題作だし、スコセッシ映画だし、オスカーにノミネーションされてるし、と軽い気持ちで観に行ったが、想像以上に裕福な時間を享受できたと思います。
ちなみに僕は母親と観に行きましたが、これはオススメしません。
仲のよい同性の友達と是非観に行きましょう。
2013年7月22日月曜日
ワイルド・スピード EURO MISSION (2013・米) [7.0/10]
言わずと知れた(いつの間にやら)カーアクション映画の6作目。
3作目のTOKYO DRIFT辺りでもう終わりなのかと思いきや、続々と続編が制作され、前作のMEGA MAXではいよいよ今作で最後ですみたいなプロモーションしてなかったっけなとか思っていたらもう6作目。
今作の制作に関してはMEGA MAXが日本で上映されてるくらいの時期にLudacrisがtwitterか何かで次作の制作は既に決定してるよみたいな旨の発言をしていたのでまだやるんだ!って感じだったけど、EURO MISSIONを経てもまだ続くみたいですよ。
一応歴史に軽く触れておくと、1作目の"ワイルド・スピード"(原題はThe Fast and The Furious)が公開されたのが12年前の2001年。
2作目の"ワイルド・スピード"(2 Fast 2 Furious)が2年後の2003年に公開され、3作目の"ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT"(The Fast and The Furious: Tokyo Drift)が公開されたのが3年後の2006年。
ここまではストリートレースの色が濃く、TOKYO DRIFTの立体駐車場でのドリフトレースなんか痺れますよね。
登場する車もバラエティに富んでいて、TOKYO DRIFTは舞台が日本なので日本車が多く登場します。
3年後の2009年に公開された4作目の"ワイルド・スピード MAX"(Fast & Furious)からはどちらかというとアクション映画のカラーが強くなり始め、レースシーンは登場するもののストーリー進行そのものとの関連性は薄れてきているように感じます。
またこの作品から本編最後に次作に繋がる何かを残していく演出が施されるようになります。
MAXの最後ではドミニクを乗せた護送車に何台かの車が接近してくる...みたいな終わり方をして、それから2年後の2011年に5作目の"ワイルド・スピード MEGA MAX"(Fast Five)が公開されます。
MEGA MAXの最後でもレティの生存を匂わせる発言とレティの写真が映し出され幕を閉じます。
そして2年後の2013年に今作(Fast & Furious 6)が公開されるという訳です。
時間軸でいうと1、2、4、5、6、3という順になっており4作目から6作目まではある程度地続きになっている感じです。
始まりはブラジルで強奪した金で静かな生活を送るドミニクのもとにMEGA MAXでも登場したマッチョな警察官ホブスが訪れ、国際的犯罪組織の逮捕に協力してほしいと捜査資料を手渡すがその資料の中にはレティの写真が含まれていた。
真相を確かめるべく条件を提示した上でホブスに協力することを承諾し、前作でもお馴染みのメンバーを集め、新たな敵へと挑んでいく...といった具合。
今作もまた次作に繋がる布石が残されており、時間軸でいうとこのEURO MISSIONの次にあたるTOKYO DRIFTのハンが死ぬシーンにプレイバックし(EURO MISSIONの中で度々ジゼルと東京に行こうと話しているし、最後みんなでBBQしているシーンでも一人で東京に行く旨の発言をしている)、なるほどここでやっと繋がってくるのかと思っていたら、TOKYO DRIFT本編には登場していなかったジェイソン・ステイサム演じるイアンという男が登場して今作は終わります。
よって4作目のMAXから今作EURO MISSIONにまたがる一連の流れは終わりを迎えTOKYO DRIFTへと話は繋がっていくものの、このTOKYO DRIFTの先にまた新たなストーリーが続いていくようです。
ちなみにTOKYO DRIFTの本編の最後にはドミニクが東京にやってきて主人公のショーンにレースを挑むシーンがあるので、まだまだ何か続いていく感じがあって楽しみですね。
ちなみにEURO MISSIONに登場した車で一番印象に残っているのはアルファロメオのジュリエッタですかね。
クライマックスの輸送機からブライアンが脱出するときに乗ってる赤い車です。
あとブライアンがGT-Rに、ミアがBRZに乗ってるのが嬉しいですよね。
車は日本車に限る等々の発言も日本人にとっては単純に嬉しいところ。![]()
そして次の7作目の制作は既に始まっており、ヴィン・ディーゼルの発言によると撮影地は日本と中東で行われるらしい。
監督はジャスティン・リンから"ソウ"でメガホンを取ったジェームズ・ワンに代わるとのこと。
おそらく2年後か3年後には東京を舞台にした新作が観れると思います。
ただヴィン・ディーゼルとジェイソン・ステイサムが同じ作品でバチバチやるのは画として若干暑苦しいので出演はどっちかでいいかなと。
まあそんな訳で今までの5作を観ていないとちょっと楽しさが半減するかと思いますが、世界で人気を誇るカー・アクション映画の最新作なので、まだ観ていない方は是非劇場へ!
3作目のTOKYO DRIFT辺りでもう終わりなのかと思いきや、続々と続編が制作され、前作のMEGA MAXではいよいよ今作で最後ですみたいなプロモーションしてなかったっけなとか思っていたらもう6作目。
今作の制作に関してはMEGA MAXが日本で上映されてるくらいの時期にLudacrisがtwitterか何かで次作の制作は既に決定してるよみたいな旨の発言をしていたのでまだやるんだ!って感じだったけど、EURO MISSIONを経てもまだ続くみたいですよ。
一応歴史に軽く触れておくと、1作目の"ワイルド・スピード"(原題はThe Fast and The Furious)が公開されたのが12年前の2001年。
2作目の"ワイルド・スピード"(2 Fast 2 Furious)が2年後の2003年に公開され、3作目の"ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT"(The Fast and The Furious: Tokyo Drift)が公開されたのが3年後の2006年。
ここまではストリートレースの色が濃く、TOKYO DRIFTの立体駐車場でのドリフトレースなんか痺れますよね。
登場する車もバラエティに富んでいて、TOKYO DRIFTは舞台が日本なので日本車が多く登場します。
3年後の2009年に公開された4作目の"ワイルド・スピード MAX"(Fast & Furious)からはどちらかというとアクション映画のカラーが強くなり始め、レースシーンは登場するもののストーリー進行そのものとの関連性は薄れてきているように感じます。
またこの作品から本編最後に次作に繋がる何かを残していく演出が施されるようになります。
MAXの最後ではドミニクを乗せた護送車に何台かの車が接近してくる...みたいな終わり方をして、それから2年後の2011年に5作目の"ワイルド・スピード MEGA MAX"(Fast Five)が公開されます。
MEGA MAXの最後でもレティの生存を匂わせる発言とレティの写真が映し出され幕を閉じます。
そして2年後の2013年に今作(Fast & Furious 6)が公開されるという訳です。
時間軸でいうと1、2、4、5、6、3という順になっており4作目から6作目まではある程度地続きになっている感じです。
始まりはブラジルで強奪した金で静かな生活を送るドミニクのもとにMEGA MAXでも登場したマッチョな警察官ホブスが訪れ、国際的犯罪組織の逮捕に協力してほしいと捜査資料を手渡すがその資料の中にはレティの写真が含まれていた。
真相を確かめるべく条件を提示した上でホブスに協力することを承諾し、前作でもお馴染みのメンバーを集め、新たな敵へと挑んでいく...といった具合。
今作もまた次作に繋がる布石が残されており、時間軸でいうとこのEURO MISSIONの次にあたるTOKYO DRIFTのハンが死ぬシーンにプレイバックし(EURO MISSIONの中で度々ジゼルと東京に行こうと話しているし、最後みんなでBBQしているシーンでも一人で東京に行く旨の発言をしている)、なるほどここでやっと繋がってくるのかと思っていたら、TOKYO DRIFT本編には登場していなかったジェイソン・ステイサム演じるイアンという男が登場して今作は終わります。
よって4作目のMAXから今作EURO MISSIONにまたがる一連の流れは終わりを迎えTOKYO DRIFTへと話は繋がっていくものの、このTOKYO DRIFTの先にまた新たなストーリーが続いていくようです。
ちなみにTOKYO DRIFTの本編の最後にはドミニクが東京にやってきて主人公のショーンにレースを挑むシーンがあるので、まだまだ何か続いていく感じがあって楽しみですね。
ちなみにEURO MISSIONに登場した車で一番印象に残っているのはアルファロメオのジュリエッタですかね。
クライマックスの輸送機からブライアンが脱出するときに乗ってる赤い車です。
あとブライアンがGT-Rに、ミアがBRZに乗ってるのが嬉しいですよね。
車は日本車に限る等々の発言も日本人にとっては単純に嬉しいところ。
そして次の7作目の制作は既に始まっており、ヴィン・ディーゼルの発言によると撮影地は日本と中東で行われるらしい。
監督はジャスティン・リンから"ソウ"でメガホンを取ったジェームズ・ワンに代わるとのこと。
おそらく2年後か3年後には東京を舞台にした新作が観れると思います。
ただヴィン・ディーゼルとジェイソン・ステイサムが同じ作品でバチバチやるのは画として若干暑苦しいので出演はどっちかでいいかなと。
まあそんな訳で今までの5作を観ていないとちょっと楽しさが半減するかと思いますが、世界で人気を誇るカー・アクション映画の最新作なので、まだ観ていない方は是非劇場へ!
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