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2013年4月8日月曜日

レ・ミゼラブル (2012・英) [7.5/10]

言わずと知れたヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」。
トム・フーパーのこの映画はこの小説を題材にした映画ではなく、こちらもまた言わずと知れたトニー賞を受賞し世界各国で上演されてきたミュージカル版を題材にしている点が特徴。
ヒュー・ジャックマンの鬼気迫る演技で幕を開け、彼の歌の上手さには感嘆せざるを得ない。
他の出演者も歌の上手さ、演技ともに素晴らしく、今年度アカデミー賞助演女優賞を獲得したアン・ハサウェイにアマンダ・サイフリッド、エディ・レッドメインなど豪華な顔ぶれが揃う。
ラッセル・クロウは巷で酷評されてるほど悪くはなかったけどな。
ただ散々言われていたように曲の最中バストないしは鎖骨から上の、寄りのまま固定のシーンがあまりにも多く、それに耐えうる歌唱力と演技力を持っていたのはヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイの2人だけだったかなと思う。
個人的にはへレム・ボナム=カーターが毎度のことながら抜群の存在感で素晴らしかったと思います。
この映画は再生されている曲に合わせてのリップシンクではなく、すべてその場で撮影しながら録音されている点が最大の特徴であり功績。
これは並みの事ではないらしく、トム・フーパーはやはり身長が高いだけではない。
ミュージカル自体の完成度が高いだけに、劇中の曲も印象的なナンバーが多く、是非とも鑑賞後にはサウンドトラックも手に取っておきたい。
まだ観ていない方は一度は観ておいて損はない作品だと思います。

http://www.lesmiserables-movie.jp/

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