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2013年4月12日金曜日

ボクたちの交換日記 (2013・日) [6.0/10]

内村光良監督がピーナッツから7年ぶりにメガホンを取った作品。
鈴木おさむの小説「芸人交換日記 イエローハーツの物語」が原作。
結成12年の房総スイマーズは鳴かず飛ばずのまま2人とも30歳になり、現状を打破する為には互いの意見をぶつけ合うべきだという小出恵介演じる甲本孝平の提案から交換日記を始める。
状況は少しずつ上向いていくかと思われたが、相方を思う甲本はある重大な決断をする。
そして十数年後、伊藤淳史演じる田中洋平は甲本の娘が持ってきた交換日記を読み、その甲本の決断の裏に隠された真意を知る...というのが大まかなストーリー。
キャストは主演の小出恵介・伊藤淳史に加え、長澤まさみ・木村文乃・川口春奈・佐々木蔵之介らが脇を固める。
監督2作目だが、前作のピーナッツに比べるとかなり真面目な映画という印象。
とても人間臭く、心が温まる映画という点は内村監督ならでは。
また自身が芸人であるからこそ描ける面もあると思うし、劇中のコント等も自身で全て書き下ろしたそう。
夢を共に追う2人がやがて夢を叶える者と夢を諦める者へと別れていく様は、前作のピーナッツで描かれていたテーマに近いものを感じた。
原作がすごくいいだけに、小説を読んでからこの映画を観た人からするとイマイチという意見を何人かから聞いたが、僕は映画が初見だったので普通に楽しめました。
温もりのある映画です。

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